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小学生向けの家庭学習のやり方をご紹介!学習習慣を身に付けるための秘訣や、集中して取り組むためのコツを解説

最終更新日 2022年5月19日 by manabi-to-asobi

学校・塾では教員や講師が指導してくれるので受け身の姿勢でも学習が可能ですが、家庭においては主体的・能動的に取り組む姿勢が欠かせません。

 

しかし、小学生の場合、親が「勉強しなさい」と言っても、自宅では学習に集中できないケースもあり、「どのようにすれば良いのだろうか」とお悩みの方がいらっしゃるかもしれません。

 

そこで、本記事では、「小学生の家庭学習のやり方が分からない」という保護者に向けて、自宅での勉強に役立つ情報をご紹介します。

 

家庭学習において重要なのは、「やる気」を引き出すこと

中学生や高校生であれば、「医師になりたい」「科学者になりたい」「弁護士になりたい」など、将来の目標が具体化されているため、自発的に学習に取り組むケースが増えていきます。

 

しかし、小学生の場合、日々の宿題や、長期休暇(夏休み、冬休みなど)の課題に取り組もうとしないケースが多いかもしれません。

その際、無理やり机の前に座らせて勉強させても、効果が出ません。

 

効率的な学習には、主体的・能動的に取り組む姿勢が不可欠です。

勉強を押し付けるのではなく、学習意欲を引き出すことが大切です。一定時間勉強したら、「ゲームで遊ぶのを認める」「お菓子を出す」など、ご褒美をあげることも「やる気」を引き出すために有効な手段です。

 

なお、「嫌いな教科」「苦手教科」の克服は大切ですが、そればかりに取り組んでいると、「勉強嫌い」になってしまうかもしれません。

まずは、「好きな教科」「得意教科」から取り組み、気持ちを上向きにすることをおすすめします。

「理解できた」「分かった」という経験を重ねてから、苦手な分野に進めば、やる気を失わずに学習を続けていけます。

 

家庭での学習習慣を身に付けるための秘訣

以下は、家で学習する習慣を身に付けるための秘訣です。

 

・達成感を与える

・短時間でも良いので、毎日勉強する

・楽しく学べる教材を使う

 

「正解したら、丸を付ける」「問題を解いたら、シールを貼る」といった工夫をすれば、達成感を与えることが可能です。

また、「漢字を10個覚える」など、小さな目標を設定して段階的にクリアしていくことも、達成感につながります。

 

なお、最初は長時間勉強し続けることが難しいかもしれません。

その場合は、10分とか20分といった短時間でも良いので、毎日勉強することが大切です。

まずは短い時間から開始して、次第に勉強時間を増やしていきましょう。

 

楽しく学べる教材を選ぶことも重要です。小学生の場合、文字や数式だけの教材よりも、イラストが使われている教材の方が、興味・関心を持ちやすい傾向が見受けられます。

最近は、ゲーム感覚で学べる教材もあるので、様々なものを試してみて、本人に適したものをお選びください。

 

自宅で集中して勉強に取り組むためのコツ

自宅には、テレビやゲーム機、マンガなど、気が散るものが沢山あります。

「勉強専用の部屋を用意する」「娯楽に関連するものをクローゼットや押し入れに収納して見えない状態にする」など、誘惑するものから物理的に切り離すことをおすすめします。

 

なお、一人で黙々と勉強することは、大人にとってもハードルが高いものです。

「飲食店や図書館など、誰かがいる場所の方がボーっとせずに集中できる」という経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「専用の勉強部屋」を用意している場合であっても、集中できない場合は「リビング」などで学習に取り組むことをお試しください。

 

ところで、近年、オンラインの学習教材の利用が普及しつつあります。

スマートフォンやパソコンを使用する際には、「動画配信サイトの閲覧」や「オンラインゲームのプレイ」をしていないか、時々、親がチェックしましょう。

 

また、「30分学習したら、5分休憩する」など、適度に休憩を入れることも大切です。

小学生に限らず、長時間勉強し続けると集中力が低下してくるものです。

最初は休憩までの間隔を短めにして、慣れてきたら連続して学習する時間を増やしていきましょう。

 

家庭教師を付けることも検討してみよう

ここまで紹介してきた対策を講じても自宅で学習に集中できない場合は、家庭教師を付けることをご検討ください。

 

家庭教師は、親や祖父母とは違って、「他人」です。

普段は家にいない人物が訪問すれば、適度な緊張感が生まれます。

親に対しては甘えてしまう小学生であっても、家庭教師に対しては「良いところを見せよう」と、普段以上に頑張るものです。

 

家庭教師の滞在時間は長くても数時間であり、多くても週に数回の訪問です。

訪問・滞在の間だけであれば、勉強モードに切り替えることが容易です。

家庭教師訪問時に集中して勉強する習慣ができたら、家庭教師が来ない曜日にも学習するように導いていきましょう。

 

本記事の内容が、小学生の家庭学習のやり方を知りたい保護者のお役に立つことができれば幸いです。

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