最終更新日 2022年11月17日 by manabi-to-asobi
新型コロナウイルス感染症の流行がはじまってから、さまざまな領域で「オンライン」でのやり取りが増えました。
オンライン授業やオンライン会議、リモートワークなど、感染症対策のために非対面の手段が活用されていることは、皆さんもご存知でしょう。
なお、家庭教師業界でも「オンライン型サービス(オンライン家庭教師)」が増加していますが、訪問型に比べて歴史が浅いサービスなので、「うちの子は、オンライン家庭教師に向いているのだろうか」と不安を感じている保護者がいらっしゃるかもしれません。
そこで、本記事では、オンライン家庭教師に関心をお持ちの保護者に向けて、オンライン家庭教師のメリットとデメリットをご紹介します。
「どのような子どもがオンライン家庭教師に向いているのか」についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
「オンライン家庭教師」とは?
オンライン家庭教師とは、インターネットを介して、パソコンなどの画面上で家庭教師から指導を受けるサービスであり、「画面越しなので緊張しにくい」「全国から優秀な家庭教師を探せる」「感染症リスクを低減できる」といったメリットがあります。
ただし、「そばに家庭教師がいないので緊張感に欠ける」「回線や機器、ソフトウェアのトラブルが発生する場合がある」といったデメリットもあることにご留意ください。
オンライン家庭教師に向いている子と向いていない子
ここからは、どのような子どもがオンライン家庭教師に向いているのか、あるいは、向いていないのかについて詳しく説明します。
オンライン家庭教師に向いている子
オンライン家庭教師に向いている子の特徴を以下に示します。
- すぐ近くに家庭教師がいると過度に緊張してしまって、質問しにくい
- 志望校の出身者から指導を受けたい
- 持病があり、新型コロナウイルス感染症などに感染したくない
訪問型家庭教師の場合、自分の部屋で実際に対面して指導を受けることになるため、「目の前に大人がいて、逃げ場がなく、圧迫感を抱いてしまう」「過度に緊張してしまって、質問しにくい」というお子さんもいらっしゃいます。
オンライン家庭教師なら、画面越しでの指導となるので、リラックスして受講することが可能 です。
また、受験対策として「志望校の出身者から指導を受けたい」とお考えの場合も、オンライン家庭教師が適しています。
訪問型では、交通費や移動時間の制約から、近隣に住んでいる家庭教師を選ぶしかありません。
例えば、名門難関中学である「灘中学」の受験を予定していて「出身者の指導を受けたい」と考えていても、近隣に出身者がいない場合もあるでしょう。
しかし、オンライン型なら、全国から優秀な人材を探せます 。
そのほか、呼吸器や心臓などに持病(基礎疾患)がある場合も、オンライン家庭教師がおすすめです。
新型コロナウイルス感染症の流行が続く中、持病を抱えている方は、不安な日々を過ごしているのではないでしょうか。
子ども本人には健康に問題がなかったとしても、高齢の祖父母と同居している場合は、可能な限りリスクを低減したいと考えるのは当然です。
オンライン家庭教師なら、自宅を訪問しないので、家庭教師を介して感染する心配がありません 。
オンライン家庭教師に向いていない子
オンライン家庭教師は、すべての子どもに向いているというわけではありません。
以下に示すような子どもの場合、オンライン家庭教師ではなく、訪問型家庭教師を利用することもご検討ください。
- 集中力に欠けてしまう
- オンライン指導を受けている時間帯に、親が家にいない
訪問型の場合、すぐそばに家庭教師がいるので、程よい緊張感が生じます。
しかし、オンライン家庭教師の場合は、画面越しに指導を受けることになるため、緊張感に欠け、注意力が散漫になりがちです。
カメラに映らない位置(机の下など)でスマートフォン用ゲームなどをプレイすることも可能です。
集中力に欠け、すぐに遊んでしまう子どもの場合、家庭教師の目が行き届く訪問型サービスを選ぶほうが良い かもしれません。
また、オンライン家庭教師の場合、インターネット回線やパソコン、タブレット端末、ビデオ会議用ソフトウェアなどのトラブルが発生する可能性があることにご留意ください。
例えば、「オンライン指導を受ける時間帯に親が仕事などで外出しており、IT機器に詳しくない祖父母しか在宅していない」という場合、子どもが自力で不具合を解消できないこともある ので、訪問型家庭教師の利用も検証しましょう。
オンライン家庭教師と訪問型家庭教師の特徴を把握したうえで、子どもに適したサービスを利用しよう
本記事でご紹介したように、オンライン家庭教師には、向き・不向きがあります。
子どもの性格も家庭の事情もさまざまなので、どちらが優れているのかは、一概には言えません。
オンライン型と訪問型の特徴を把握したうえで、子どもに適した家庭教師サービスをご利用ください。