最終更新日 2021年4月13日 by manabi-to-asobi
「家庭教師を付けてみたけれども、相性が合わなかった」とお悩みの方がいらっしゃるかもしれません。
家庭教師も生徒も人間である以上、「馬が合う/合わない」「波長が合う/合わない」という問題が発生することがあるものです。
なお、性格面だけではなく、学習の進め方の点で合わないこともあります。
「相性が悪い」と感じる原因には様々なものがあります。
家庭教師側に原因がある場合と生徒側に原因がある場合とで対処法が異なります。
我慢して指導を受け続けても成果が上がりにくいので、交代をお願いすることも検討しましょう。
本記事では、「家庭教師が合わない」と悩んでいる生徒や保護者に向けて、よくある原因や対処法、交代をお願いする際の流れや注意点について徹底解説いたします。
「家庭教師が合わない」と感じる原因と対処法
家庭教師が合わないと感じたら、まずは原因を分析しましょう。
家庭教師側に原因があるケースと、生徒側に原因があるケースでは対処法が異なります。
家庭教師側の問題の例を挙げると、以下のようになります。
・性格が悪い
・説明が下手
・志望校向けの対策ができない
・学力が低い
「性格が悪い」とか「説明が下手」といった問題については、実際に指導を受けてみるまでは分かりません。
何回か指導を受けてみて、どうしても耐えられないのであれば、交代も視野に入れましょう。
ただし、「志望校向けの対策ができない」「学力が低い」といった問題については、志望校の在学者・卒業者や難関大学の在籍者・出身者を家庭教師にすることで、ある程度は事前に回避することが可能です。
家庭教師を選ぶ前に、経歴をしっかりとチェックしてください。
逆に生徒側の問題の例を挙げると、以下のようになります。
・学習意欲が湧かない
・宿題をやらない
・話を聞かない
特に小学生や中学生の場合、表向きには「馬が合わない」と言いつつ、本音では「単に勉強をしたくないだけ」という可能性があります。
なお、本人の意欲が全くない場合、保護者が無理やり勉強させようとすると、更に勉強嫌いになってしまうことがあります。
このようなケースでは、家庭教師に問題があるわけではないので、正直に事情を伝えて、「少し年上の友達」として話し相手になってもらうことをおすすめします。
仲良くなれば、「家庭教師の先生みたいに、勉強ができるようになりたい」という意欲が生徒の中に湧いてきて、自らの意思で積極的に学習するようになるでしょう。
家庭教師の交代をお願いする際の一般的な流れと注意点
家庭教師の交代をお願いする際の流れは、直接契約している場合と家庭教師派遣業者に依頼している場合とで異なります。
直接契約している場合
「新聞折り込みチラシやスーパーの掲示板の貼り紙を見て、家庭教師と直接契約した」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その場合は、直接、家庭教師本人に伝える必要があります。
ただし、相手を傷つけないように、表現を工夫しましょう。
「交代してみたものの、やっぱり前の家庭教師の方が良かった」という事態もあり得ます。
喧嘩別れしてしまうと、「また、お願いしたい」と伝えても断られてしまう可能性がある点にご注意ください。
再び依頼することも想定し、円満な契約解除を心掛けましょう。
なお、業者に属していない家庭教師は収入面の問題があるので、少なくとも1ヶ月前くらいには伝えておく方が望ましいです。
家庭教師派遣業者に依頼している場合
家庭教師派遣業者に依頼している場合は、直接、家庭教師本人に伝える必要がありません。
業者に電話すれば他の家庭教師を紹介してもらえるので、面と向かって「相性が悪いので、交代して欲しい」と伝えることに抵抗感をお持ちの方におすすめです。
一般的に家庭教師派遣業者の利用規約には「交代する際の手続き」が記載されているので、その手順に従いましょう。
業者によっては違約金や追加料金が発生するケースがある点に注意してください。
派遣業者には多数の家庭教師が在籍しているので、直接契約する場合よりも交代要員を探しやすいというメリットがあります。
ちなみに、スポットで何回か指導を受けて人柄や教え方をチェックしてから定期的な指導を依頼すれば、後になって交代するリスクを減らせます。
担当の家庭教師が合わない場合は無理に我慢すべきではない
家庭教師も生徒も人間である以上、「相性」が存在します。
どうしても担当の家庭教師が合わない場合は、我慢し続けない方が良いでしょう。
効率的な学習には、意欲・モチベーションを保つことが大切です。
嫌な相手から指導を受け続けても、成果は上がりません。
それどころか、マイナスの影響を受ける可能性すらあります。
料金を支払って指導を受けるのですから、無理に耐え続けるのではなく、相性の良い家庭教師を新たに探すことをおすすめします。
本記事が、「家庭教師との相性が合わない」とお悩みの生徒や保護者のお役に立つことができれば幸いです。