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【小学校学年別にご紹介】家庭学習を用いた勉強方法

最終更新日 2020年9月15日 by manabi-to-asobi

学歴というのは、国際社会で生き抜く上で重要だと言われています。すなわち、基礎的な学力を早い段階から身に付けさせたいと思っている親御さんも多いでしょう。

そのために必要な勉強方法は、実は年代別に少しずつ異なってきます。小学校の学年別に家庭学習のポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

小学1~2年生の勉強方法

家庭学習を始めるきっかけとしては小学校に上がりたての時期がベストです。何故なら、環境が変化したことによって、何か新しいことを始めたいと考える時期でもあるからです。

さらに、この時期の子どもというのは常に疑問に満ち溢れています。子どもを持つ親ならば、子どもの「なぜなぜ攻撃」に苦労しているという人も少なくないかと思いますが、逆に、この時期を利用することで勉強習慣を定着化することが出来るのです。

 

勉強する習慣を定着させる

では、どうすれば勉強習慣を定着化することが出来るのでしょうか。それは「一緒に行い、褒めてあげる」ということです。この頃の子どもは特に自分のしたことを褒めて欲しいという強い願望を持っています。

しかし、自分で何かを達成するにはまだ幼すぎるため、保護者がそれを手伝い、そのことについて褒めるという行動が求められています。

 

保護者に求められる態度は、まず子どもの学習に対して興味を持ってあげるということです。仕事や育児で疲れているのに子どもの下らない疑問に付き合ってあげるのは骨が折れる作業かもしれませんが、なるべく沢山付き合ってあげるようにしましょう。

また、子どもが学習するための環境を作り、場合によっては学校の先生と連携を取るということも忘れないでください。

 

小学3~4年生の勉強方法

10歳を過ぎてくるとどんどん行動範囲が広がってきます。自転車で自由に移動できるようになってくるのもこの頃なので、遊びに出かける頻度も増えてくるため、自宅に帰るのも遅くなりがちです。

好きなことを増えてくるので、それに熱中する時間も増えてきます。そのため、家庭学習をしてもらいたい親というのは焦ったり怒ったりしてしまうかもしれませんが、慌てず落ち着いて子どもを見守ってあげることが大切なのです。

 

子供の好きなことも優先する

まず、子どもがアイデンティティを形成するということは社会性を身につけるためには非常に重要なポイントとなってきます。そのため、友達と遊んだり自分の好きなものを見つけて愛することが出来るということは、成長過程において必須だということを念頭に置いてください。

それを踏まえて、子どもが興味を持ったものを伸ばしてあげるような教育方針に定めることが、後の家族関係に光を差すことでしょう。

しかし、中学受験などを視野に入れており、勉強の時間を疎かに出来ないという場合には、家族間でルールを設けるということが重要です。好きなものに熱中する時間を確保しながら、勉強の時間もしっかりと定め、それを親が管理するようなシステムにすれば、その時間を家族の会話の時間にすることも可能です。子供との信頼関係を築き上げましょう。

 

小学5~6年生の勉強方法

5、6年生の時期はアイデンティティーが確立されつつある時期です。そのため、無闇な声かけは反発を招くおそれがあります。相手を大人として扱うなどの配慮が必要になるため注意しましょう。

この時期はちょうど思春期に差し掛かる時期でもあります。精神面や身体面が大きく変化していくため、子どもも大きく戸惑ってしまいます。保護者はそれを暖かく迎え入れてあげる存在にならなければいけません。

子どもの成長にうろたえてしまえば、それが子どもにも伝播してしまい、勉強をする環境が崩壊してしまいます。そうならないためにもどっしりと構えた姿勢を作るようにしてください。

 

子供の悩みや苦手科目を理解する

また、教科のレベルも上がってくるため、得意な科目と苦手な科目がはっきりとしてくる特徴があるため、苦手な教科に対してどのようなアプローチをしていくのか工夫をする必要があります。

これらを達成するためには、決して親の独りよがりにならない教育をしてあげる必要があります。子どもの話を最後まで聞いてあげて、そこから一人の大人として扱ってあげることによって、将来の夢などの目標も明確になっていきます。

いつまでも子どものままという扱いでは、非行やひきこもりなどの原因になるため注意しましょう。

 

今回は家庭学習についての記事を書かせていただきました。家庭学習は子どもだけでなく、その家族全体に大きな影響を及ぼす重要な時間だと言われています。

ぜひこの記事を読んで、お子様の家庭学習にお役立てください。