最終更新日 2021年1月20日 by manabi-to-asobi
「家庭教師」は、日々の学業や受験を勝ち抜いていこうと考えたときに、とても心強い味方となるものです。
今回はこの2つの違いを簡単に説明しつつ、利用するときの料金の相場について紹介していきます。
個人契約と家庭教師センターの違いについて
まず、「家庭教師の個人契約と、家庭教師センターの違い」について解説していきます。
個人契約
個人契約とは、その名前の通り、家庭教師派遣会社(家庭教師センター)を利用せずに家庭教師を契約することです。たとえば、「子どもの志望校を卒業した、近所のお兄さんに家庭教師をお願いする」などのケースが分かりやすいでしょう。ただ現在は、個人契約となる家庭教師を紹介する派遣会社なども出てきました。
個人契約で契約をする場合、一般的に、家庭教師センターを利用した契約よりも安くなるのが一般的です。親自身の目でその家庭教師を判断することができること、信頼のおける家庭教師と出会った場合は安い金額で長く教えてもらうこともできるでしょう。
ただトラブルが起きたときに対応するのが難しくなります。また、受験に関するさまざまな情報や最新の情報を手に入れたいと考えるのであれば、個人契約では期待外れに終わってしまう可能性もあります。
家庭教師センター
家庭教師センターを利用する場合、費用はやや高くなるのが一般的です。また、教材費や解約料が必要になる家庭教師センターもあります。入会金や管理費用などがかかることもあるでしょう。そのため事前に費用のことはしっかり確認しておかなければなりません。
家庭教師センターを経由して依頼する場合、サポート体制が比較的整っているのが魅力です。またトラブルが起きたときも、家庭教師本人とやりとりをする必要がなく、家庭教師センターのスタッフとやりとりするだけで済むので、ストレスが少ないのが魅力です。
家庭教師の能力が著しく低かったり、誠実さに欠ける仕事をしていたりする場合は、家庭教師の交代をお願いすることもできます。
個人契約と家庭教師センターの料金の違い
ここからは、家庭教師を利用するときの相場を紹介していきます。なお、特に断りがない限りは、費用は「1時間あたりの金額」だと考えてください。また、どの形態でも「交通費」は実費で発生するのが原則です。
加えて、ここで紹介しているのはあくまで「1時間あたりの費用」なので、ここに入会金や月額管理料(呼び方にはバリエーションあり)がかかる可能性もあるということを認識しておいてください。たとえば東大家庭教師友の会の場合、入会金が18000円(1回のみ)で月額管理料が3000円(毎月)かかります。
個人契約の料金相場
個人契約の場合は、小学生でだいたい1500円~5000円(ボリュームゾーンは2000円~3000円)程度が目安だといわれています。ただこれに加えて、「中学受験に向けての教育をしてほしい」ということになれば、500円~2000円程度の費用が加わります。高校受験ならば2000円~6000円くらいでしょうか(ボリュームゾーンは2000円~3000円)。大学受験を想定している場合は2000円~8000円程度だと考えられています。
ただし、非常に学歴が高い家庭教師や、プロ家庭教師と呼ばれる人の場合、時給が10000円からとなっていることもあります。
家庭教師センターの料金相場
それでは、家庭教師センターの場合はどうなのでしょうか。
- 東大家庭教師友の会
たとえば「東大家庭教師友の会」の場合は、中学受験に向けた指導の場合は4000円~5500円としています。
また高校受験を目指す生徒の場合は4000円~5500円となっており、大学受験を想定している場合は4000円~11000円となっています。
- 家庭教師のサクシード
家庭教師サクシードも見ていきましょう。家庭教師サクシーdpの場合、中学受験は1時間あたり3400円~となっています。高校受験コースも同じ金額ですが、大学受験コースも同じです。なお、学年があがっても、最初に加入したときの費用が維持されます。
ただサクシードでは、「合格率30倍の登録審査を勝ち抜いたプロ家庭教師による指導プラン」も用意されています。これはランクによってわけられていますが、1時間あたり5000円~15000円で指導が受けられるというものです。
- 学研の家庭教師
学研の場合は、中学受験を想定しているコースで3900円、中学生(高校受験を含む)を対象としたものに関しては3200円~4100円としています。高校生の場合は、4300円~5000円です。
なお学研でも、「プロ家庭教師プラン」が用意されています。これは1時間あたり6100円~としていますが、医学医療系志望生を対象としたプランだと、1時間で15000円~となっています。
まとめ
ここでは一般的な家庭教師の相場について紹介してきました。なお家庭教師会社のなかには非常に安い指導料をかかげておきながら、実際には「教材費」として多額のお金を請求するところもあります
。そのため安易に「ここが安いから」と飛びついたりせず、冷静に「それでは月割りにするといくらになるのか」などを見極めていくことが重要です。