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中学受験における面接の受け方とは?子どもや保護者に対する質問内容を紹介し、対策についても解説!

最終更新日 2022年2月17日 by manabi-to-asobi

中学受験では、小学校受験と比較すれば少ないものの、面接が実施されるケースがあります。

学校によって異なるので、入試要項などをご確認ください。

 

なお、面接は、受験生本人のみの場合と、受験生と保護者の両方に対して行われる場合があります。

小学校受験に比べると面接の比重が小さい傾向がありますが、筆記試験の点数がボーダーライン上にある場合は面接の内容で合否が左右されることもあるのでしっかりと対策を講じておきましょう。

 

本記事では、中学受験を検討中の方に向けて、面接でよく質問される内容や対策方法について徹底解説します。

 

中学受験における面接の実施方法

中学受験における面接の実施方法には、以下のような種類があります。

 

・個人面接:受験生(子ども)が1人で面接を受ける

・集団面接:受験生が数名のグループになって、同時に面接を受ける

・保護者面接:子どもとは別に、親(保護者)が単独で面接を受ける

・親子同伴面接:親子が一緒に面接を受ける

 

学校によって実施方法が異なるので、入試要項などで確認しましょう。

いずれの方法であっても、相手の目を見ながらハキハキと話すように心掛けてください。

 

子ども(受験生本人)に対する質問の例

以下、子どもに対して質問されることが多い事項をご紹介します。

加えて、どのように回答すべきなのかについても説明します。

 

・「志望動機は何ですか?」

・「長所と短所を教えてください」

・「最近、気になったニュースは何ですか?」

 

志望動機については、志望校の校風や教育理念を踏まえて、「何故、この学校でなければならないのか」を語りましょう。

あらかじめ見学会や学校説明会に参加しておけば、自分自身の言葉で説明しやすくなります。

 

長所と短所については頻繁に聞かれるので、事前に回答を用意しておく方が良いでしょう。

なお、「短所は、緊張しやすい性格です。しかし、何かに臨む際は、緊張しても失敗することがないように、しっかりと事前準備をすることを心掛けています」といった具合に、短所を紹介する際には、それを補うような説明を加えることをおすすめします。

 

気になったニュースについて問われることもあります。

何故、そのニュースが気になったのか、そして、自分自身ではどのように考えているのかを明確に説明してください。

 

親(保護者)に対する質問の例

以下、親(保護者)に対して質問されることが多い事項をご紹介します。

また、どのように回答すべきなのかについても説明します。

 

・「家庭における教育方針を教えてください」

・「どのように成長して欲しいですか?」

・「お子さんは、どのような性格ですか?」

 

保護者に対する面接では、学校の教育理念や方針を理解しているかどうかをチェックされます。

「家庭における教育方針」や「どのように成長して欲しいか」といった質問に回答する際は、志望校の教育理念・方針に触れながら説明すると良いでしょう。

そのためには、事前にパンフレットなどで志望校の校風やカリキュラムを把握しておく必要があります。

 

なお、「子どもがどのような性格であるか」という質問については、親子で回答が食い違っていると「子どもを観察できていない」「親子のコミュニケーションが不充分」と受け取られてしまう可能性があります。

円満な家庭環境を整え、日頃から親子間で会話を交わしておきましょう。

 

事前に準備をして中学受験の面接に臨もう

筆記試験と異なり、面接には「唯一の正解」が存在しません。

だからといって、全く準備をせずに面接に臨むと、しどろもどろな回答をすることになり、評価が低くなる可能性があります。

 

中学受験では小学校受験よりも合否判定における面接の比重が小さいものの、筆記試験の点数が低い場合は面接の結果が合否を左右することもあるので対策は不可欠です。

親(保護者)に対しても面接が課せられる場合は、親子で回答が食い違うことがないようにご注意ください。

 

面接を受ける際は、普段よりも言葉遣いに気を付けて、敬語を正しく使いましょう。

「入退室の際に挨拶をする」といったマナーを守ることも大切です。

これらは練習を繰り返すことで、身に付けることが可能なスキルです。

 

親子で模擬面接をすれば、本番で緊張したり、回答がしどろもどろになったりせずに済みます。

スムーズな受け答えができるようになるまで、練習を繰り返しましょう。

なお、塾の面接対策講座を利用したり、家庭教師に採点者役をしてもらったりすることも有益です。

中学受験専門の塾であれば、受験校の面接傾向を把握しています。

 

また、面接では、服装もチェックされます。筆記試験の点数がボーダーライン上にある場合は面接が合否を左右することになるので、服装や頭髪にも気を配りましょう。

派手な服ではなく、受験に相応しい服装を心掛けてください。

本記事の内容が、中学受験を検討している方のお役に立つことができれば幸いです。

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