最終更新日 2021年3月23日 by manabi-to-asobi
「大学受験に向けて、どのような準備をすれば良いのだろうか」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
入試内容は、文理の別や個々の大学によって異なります。
そのため、的確な対策を講じるためには、まず志望する大学・学部を決めることが大切です。
本記事では、大学受験を考えている生徒や保護者に向けて、必要な準備や心得、国立大学・公立大学・私立大学の違い、入試方法の種類と対策について徹底解説いたします。
大学受験を突破するために必要な準備・心得
大学入試は高校入試と異なり、内申点が考慮されるのは推薦入試の場合に限られるケースがほとんどです。
基本的に、一般入試の場合は筆記試験だけで合否が決まります。
極論すれば、高校の授業をさぼっていて内申点が低くても、一般入試で高得点を出せば難関大学にも合格可能です。
大学入試の準備としては、「ペーパー試験で正答する実力」を身に付けることが最も重要です。
ただし近年、医学部では「地域枠推薦」の人数が増加し、無視できない割合になっています。
そのため、筆記試験だけではなく、内申書の内容にも留意しなければなりません。
医学部を目指す方は、高校1年生の時期から授業で積極的に発言したり、定期試験で高得点を取ったりすることが大切です。
それだけではなく、学校行事や部活動に熱心に取り組むことも心掛けて、高校3年生で推薦を獲得できるように万全の準備を整えましょう。
大学の種類による入試の違い
大学は、大きく分けて、「国立大学」「公立大学」「私立大学」の3種類があります。
以下にそれぞれの入試方法について説明します。
ただし、個々の大学によって差があるので、詳細は募集要項や願書でご確認ください。
国立大学・公立大学
一般的に、国立大学や公立大学(都道府県立大学や市立大学)の入試は、以下の2段階のプロセスで実施されます。
①大学入学共通テスト
②2次試験(各大学が独自に作成した記述式試験)
大学入学共通テストは、大学入試センター試験に代わるものとして導入され、2021年1月16日・17日に初めて実施されました。
当初は記述式問題も出題される予定でしたが、2021年は見送りとなり、センター試験時代と同様に選択式問題だけが出題されました。
多くの国公立大学では、「国数英理社」の5科目の受験が求められます。
倍率が高い大学・学部では、大学入学共通テストの結果で足切りを行うケースがあり、一定以上の点数を取らなければ2次試験を受験できないことに留意しましょう。
2次試験の科目は大学・学部・学科ごとに異なります。
なお、2次試験を課さずに大学入学共通テストの結果のみで合否を決める国公立大学も存在します。
ちなみに、中には「面接」を課す大学・学部もあります。
特に医学部では面接を課すケースが多いので、しっかりと対策をしておきましょう。
私立大学
多くの私立大学では、大学入学共通テストが課されず、独自の試験のみで合否が決定されます。
ただし、一部の私立大学では、大学入学共通テストの結果が利用される場合がある点にご留意ください。
なお、私立大学では5科目ではなく、3科目(文系の場合は「国英社」、理系の場合は「英数理」)のケースが多数です。中には、2科目や1科目というケースもあります。
入学試験方法の種類と対策
大学入試の方法は、大きく分けて、「一般入試」と「推薦入試」の2種類があります。
以下にそれぞれの内容と対策方法について説明します。
なお、個々の大学で異なるケースがあるので、必ず募集要項や願書で詳細を確認してください。
一般入試
一般入試では、主に筆記試験の点数で合否が決まります。
ただし、医学部などでは、面接試験の内容も加味して合否を判断するケースがある点に注意してください。
難関大の筆記試験は、高校の授業を受けているだけでは突破困難です。
そのため、過去の入試問題を分析し、出題傾向に合わせた対策を講じなければなりません。
推薦入試
一般的に、推薦入試では、内申書(調査書)や書類審査、小論文、面接、集団討論、プレゼンテーションなどに基づいて合否を判定されます。
ほとんどの推薦入試では筆記試験が課されませんが、医学部の「地域枠推薦」では大学入学共通テストを受ける必要があるケースが多く見受けられます。
出願条件や選抜基準は大学によって異なるので、志望校の公式サイトなどで最新の情報を確認しましょう。
大学入試対策の一つとして、家庭教師を付けることも検討しよう
高校の授業を受けているだけでは、難関大学の筆記試験に正解する力を充分に身に付けられないケースがあります。
予備校に通うことも受験対策として有用ですが、多くの受講生が聴講しているため、質問する時間を充分に取れず、弱点を克服できない可能性があります。
苦手分野の克服には、一対一での個別指導を受けられる家庭教師を付けることをおすすめします。
単独での利用も、予備校との併用も可能なので、大学入試対策の一つとして家庭教師を付けてみてはいかがでしょうか。