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家庭教師の変更を希望したいときはどうする?伝え方・断り方について

最終更新日 2020年11月5日 by manabi-to-asobi

「家庭教師を依頼したけれど、さまざまな理由でうまくいかなかった」ということで、家庭教師の変更・交代、お断りを考える人もいることでしょう。

そのような場合はどのようにして進めればよいのかを考えていきます。

初めての家庭教師なら、変更・交代無料のところが安心

初めて家庭教師を頼むときは、何かと勝手がわからないものです。

「以前に頼んだことがある」というご家庭ならば、生徒(子ども)と相性の良い先生の性格や方向性も見えていますが、そうではない場合は手探りのなかで進めていくことになります。

このようなケースに備えて、初めて家庭教師を頼む場合は、家庭教師の変更・交代を無料で行えるところを選ぶようにするのがおすすめです。少なくとも、「最初の3か月以内での変更・交代ならば無料」などのようにしているところを選ぶべきだといえるでしょう。

「近所のよく気心の知れた先生なので大丈夫」と確信を持てる場合もありますが、そうではないのなら、相性を見極める意味でもこのような制度をとっているところを選んだ方がトラブルは少なくて済みます。

なお、本契約前にトライアルとして1コマを無料(もしくは格安)で授業を受けられるキャンペーンを行っている家庭教師会社もあります。これは非常に参考になるものですが、

  • そのときに来ている教師を、本契約でも指名できるかどうか
  • 指名できる場合は別途料金が必要となるのかならないのか

を確認しておいてください。本契約を結ばせるために、この「トライアル」のときだけハイレベルな家庭教師を派遣するという会社もないわけではありません。

変更・交代の理由は伝える?伝えない?

家庭教師の変更・交代を希望する場合、その理由を伝えた方がよいのか、それとも伝えない方がよいのかで悩む人もいることでしょう。

たとえば、「生徒(子ども)の都合で月曜日と土曜日に来てもらっていたが、今度から部活の集中練習で土曜日が1日つぶれるようになった。先生との相性も良かったし成績も上がっていたけれど、先生は土曜日はご都合が悪いようで……」などのようなケースは、比較的伝えやすいでしょう。

ただ問題は、下記のようなケースです。

  • 「先生と子どもの相性が悪く、けんかのようになってしまう」
  • 「先生の態度に子どもが委縮してしまっている」
  • 「友達のようになってしまい、雑談ばかりで成績が上がらない」
  • 「先生の対応が悪く、授業中にもスマホを見ている」
  • 「遅刻が多い」

このようなケースでは、理由を相手に伝えることが難しいと思う人もいるでしょう。

しかし理由を伝えなければ、再度似たタイプの家庭教師が派遣されてきてしまうかもしれません。またその家庭教師の態度も改められず、ほかの家庭でも問題を起こしてしまう可能性があるでしょう。

「家庭教師会社自体は利用し続ける意向だが、家庭教師は変えてほしい」という場合は、これらの理由を家庭教師会社の事務(センター)に伝えるようにした方がよいでしょう。本人に直接伝えることは難しくても、第三者にならば率直に伝えられると思います。そのときにはケンカ腰になったり、強い口調で言い募ったりするのではなく、淡々と理由を告げるようにしてください。

またそのときには、「このような理由なので、今度は〇〇(性格など)のような先生を希望します」と「次に希望する家庭教師のタイプ」もしっかりと伝えるようにします。

家庭教師をお断りするときの断り方

最後に、「家庭教師の断り方」についても見ていきましょう。これはパターンによって多少異なります。

ただし、もちろん事を荒立てないことを重要視するのであれば理由を濁してお断りするのも手です。お断りの場合は「変更・交代」とは異なり、もうそこの家庭教師・家庭教師会社とは付き合わないことになるので、フィードバックをせずにお別れするというやり方もとりやすいといえます。

1.見積もりを受けただけの場合

見積もりを取った段階で「合わないな」と感じて契約をやめた。また、勧誘を受けたが利用するつもりはないというとき。

見積もりをとると、怒涛の勢いで電話がかかってくることもあります。またアットランダムな電話で勧誘された経験のある人もいます。このような場合は、はっきりと「家庭教師を頼むつもりはありません」と断れば終わりです。それでもしつこくかけてくるようならば着信拒否にしたり、出てすぐに切ったりして構いません。

2.学力が上がり不要になった場合

十分に学力あるいは学習習慣がついたのでもう家庭教師が不要になったとき。

「十分に学力がついた」「学習習慣がない子だったが、家庭教師に来てもらったおかげで自発的に勉強するようになった」などの理由で家庭教師が不要になったのならば、上記のことを述べたうえで、丁寧にお礼を言って継続契約をお断りするとよいでしょう。

3.家庭教師に問題があった場合

変更・交代のときのように、家庭教師に問題があって辞めてもらいたいと思うようになったとき。

この場合も、家庭教師センターに連絡をしましょう。家庭教師センターからは変更・交代の提案があるかと思われますが、「申し訳ないが、家庭教師会社として信用するのが難しい。変更・交代をしてまた同じことがあったら、子どものモチベーションに関わる」として断りましょう。